一般用メディアとオーサリング用メディア
初期に生産されたドライブは、特殊な赤色レーザーと高価なメディアを使って
DVD-R
ディスクに書
き込むため のもので、これは現在、オー サリング用メディアの ドライブとして知ら れています。し
かし、最も一般的な
DVD-R
ドライブには、より安価な赤色レーザーとメディアが使われています。
このようなドライブは一般用メディアドライブとして知られています。
赤色レーザーの
DVD-R
ドライブは一般用メディアかオーサリング用メディアのどちらかに書き込む
ことができ ます。両方に書き込むこと はできません。アップルの システムの多くに搭載 されている
SuperDrive
は、一般用メディアのみをサポートしています。オーサリング用メディアを使用するた
めには、特別な
DVD-R
ドライブを接続する必要があります。
重要:
必ず、ドライ ブでサポートされて いるメディアにのみ書 き込んでください。メデ ィアのラベ
ルに一般用か オーサリング用か表記 されていないときは、おそ らく一般用のドライブ が出現する前
に生産されたもので、オーサリング互換と考えられます。
メディアの種類が影響するのはディスクの書き込みのみです。
DVD-R
ドライブや多くの
DVD-ROM
ドライブ、独立型
DVD
プレーヤーのいずれでも、一般用メディアとオーサリング用メディアの両方
を読み取って再生することができます。
多くのプロジェクトでは、一般用のドライブとディスクで作成した
DVD
と、オーサリング用のドラ
イブとディスクで作成した
DVD
の間には、それほどの違いはありません。しかし、レプリケータを
使いたいと考えている場合や、
2
層ディスク、マクロビジョンのコピープロテクション、リージョン
コードの指定、
CSS
データ暗号化などの高度な機能を使用したい場合は、オーサリング用のメディア
とオーサリング用のドライブを使用する必要があります。
序章
DVD
Studio
Pro
4
の概要
31
オーサリング用のメディアでも、ユーザのシステムではこれらの高度な機能をサポートする
DVD
を
作成することはできません。しかし、オーサリング用のメディアは
CMF
(
Cutting Master Format
)
をサポートしています。
CMF
を使用すれば、レプリケータで必要な情報を追加して、これらの機能
をディスクに盛り込むことが可能です。一般用のメディアは
CMF
をサポートしていません。
CMF
規格の詳細については
585
ページの「
Cutting Master Format
」を参照してください。
DLT