表示条件とプリスクリプトとを比較する
表示条件を設定できる
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つのエレメント(メニュー、トラック、シナリオ)にはすべてプリスクリ
プトも設定 できます。プリスクリプト はエレメントに割り当 てられるスクリプトで す。表示条件で
できること はすべて、またさらにそれ 以上のこともできます。表 示条件とプリスクリプ トには次の
ような大きな違いがありますので、注意してください。
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エレメントにプリスクリプトと表示条件の両方がある場合、プリスクリプトが先に実行されます。
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プリスクリプトが実行されるのは、「接続」タブでエレメントの名前を選択するか、コンテキスト
メニ ューの角 括弧の 中で名前 を選択す るかし て、そのプリ スクリ プトの割 当先の エレメン トの
ルートへジャン プした場合のみです。マーカー、 スライド、メニューボタンに直 接接続した場合
は、プリスクリプトは実行されません。これに対して、表示条件は、ルートにジャンプしたか、特
定のマーカーや スライド、ボタンにジャンプした かにかかわらず、それが割り当 てられているエ
レメントにジャンプしたときは常に実行されます。
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DVD
では、プリスクリプトは、ほかのすべてのスクリプトと一緒に
VTS1
のファイルのグループに
入れられています。したがって、
DVD
プレーヤーがスクリプトのある場所まで行って戻ってくる
のに、かなりの距離 をジャンプしなくてはならな い場合もあるため、実行に多少 の遅れが出るこ
ともあります。表示 条件は割り当て先のエレメン トと同じファイルのグルー プにあるため、より
効率的に再生できます。
参考:
VTS
エディタを使うと、エレメントが割り当てられている同じ
VTS
ブロックに、プリスク
リプトを手動で配置することができま す。詳細については、
588
ページの「
VTS
エディタ
」を参
照してください。
604
第
17
章
高度な機能を使う