条件の関係
表示条件を設定する際に選択可能な条件の関係は
7
種類あります。
Â
=(等しい)
:要素と状態とが、ちょうど一致しているという意味です。たとえば、要素として「プ
レーヤのリージョンコード」を、状態として「
1
米国」を、関係として「等しい」を選んだ場合、
DVD
プレーヤー側でリージョンが「
1
米国」に設定されているときのみ、そのトラックを再生で
きます。
Â
!=(等しくない)
:要素と状態とが、正確に一致していないという意味です。たとえば、要素とし
て「音声 の言語」を、状態 として「フ ランス語」を、関 係として「 等しくな い」を選んだ 場合、
DVD
プレーヤー側が「フランス語」に設定されていなければ、そのトラックを再生できます。
Â
>=(より大、または等しい):要素が状態より大きいか、または両者が一致しているという意味
です。たとえば、要素として「視聴制限レベル」を、状態として「
PG-13
」を、関係として「より
大、または等しい」を選んだ場合、
DVD
プレーヤー側が
PG-13
以上(
PG-13
、
R
または
NC-17
)
に設定されていれば、そのトラックを再生できます。
Â
>(より大):要素が状態より大きいという意味です。たとえば、要素として「オーディオスト
リーム番号」を、状態とし て「
2
」を、関係として「よ り大」を選んだ場合、最初の
2
つのオー
ディオストリームのどちらも選択されていなければ、そのトラックを再生できます。
Â
<=(より小、または等しい):要素が状態より小さいか、または両者が一致しているという意味で
す。たとえば、要素 として「最後に再生したト ラック」を選び、状態として「
12
」を設定し、関
係として「より小、または等しい」を選んだ場合、直前に再生したトラックが
1
から
12
までのい
ずれかであれば、このトラックを再生できます。
Â
<(より小):要素が状態より小さいとい う意味です。たとえば、要素として「字 幕ストリーム番
号」を、状態として「
4
」を、関係として「より小」を選んだ場合、選択されている字幕ストリー
ムが
1
から
3
までのいずれかであれば、そのトラックを再生できます。
Â
&(AND)
:バイナリビット単位の“
AND
”の機能を果たします。要素の中には、複数の設定を持
つものがあります。このような場合、
“
AND
”の関係を使用して要素から設定を
1
つだけ選び出す
ことができます。たとえば、要素として「オーディオプレーヤ設定」
(
DVD
プレーヤーのオーディ
オの機能に関する設定がいく つかあります)を、状態として
2048-DTS
を、関係として“
AND
”
を選択した場合、
16
ビットのバイトの内のビット
11
が
1
(
DVD
プレーヤーが
DTS
オーディオに
対応しているこ とを示す)になっているときの み、そのトラックを再生できま す。ビット単位の
“
AND
”を使った計算方法の詳細については、
503
ページの「
ビット単位の演算子を使用する
」を
参照してください。
608
第
17
章
高度な機能を使う