条件の要素と状態
条件の要素は、
SPRM
(
System Parameter Register Memories
)または
GPRM
(
General Purpose
Register Memories
)から読み込んだ設定を基礎としています。
条件の状態は、要素によって決定されます。たとえば、「メニューの言語」の要素では、対応するすべ
ての言語が状態となる可能性があります。状態が数値入力になっている場合は、
10
進数を使う必要が
あります(
2
進数や
16
進数には対応していません)。
Â
メニューの言語:これを使用して、
DVD
プレーヤーのメニュー言語設定(
SPRM 0
)を基に条件を
設定します。設定できる状態は、対応しているすべての言語です。
Â
音声の言語:これを使用して、
DVD
プレーヤーの音声の言語の設定(
SPRM 16
)を基に条件を設
定します。設定できる状態は、対応しているすべての言語です。
Â
字幕の言語:これを使用して、
DVD
プレーヤーの字幕の言語の設定(
SPRM 18
)を基に条件を設
定します。設定できる状態は、対応しているすべての言語です。
Â
オーディ オストリーム 番号:これを使用 して、現在選択し ているオーデ ィオストリー ム(
SPRM
1
)を基に条件を設定します。設定できる状態は、
1
から
8
までのオーディオストリーム番号です。
現在素材が何も割り当てられていないストリームの横には「未設定」と表示されます。
Â
字幕ストリーム番号:これを使用して、現在選択している字幕ストリーム(
SPRM 2
)を基に条件
を設定します。設定できる状態は、
1
から
32
までの字幕ストリーム番号です。現在字幕が何も割
り当てられていないストリームの横には「未設定」と表示されます。
Â
プレーヤのアスペクト比:これを使用して、
DVD
プレーヤーのアスペクト比の設定(
4:3
または
16:9
、すなわち
SPRM 14
のビット
8
および
9
)を基に条件を設定します。設定できる状態には、
「
4:3
」、「
16:9
パンスキャン」、「
16:9
レターボックス」、「
16:9
パンスキャンとレターボックス」が
あります。
Â
最後に再生したトラック:これを使用して、直前に再生したトラック(
SPRM 4
)を基に条件を設
定します。設定できる状態は、プロジェクトのトラックのすべての番号です。
Â
最後に再生したチャプタ:これを使用して、直前に再生したチャプタ(
SPRM 7
)を基に条件を設
定します。設定できる状態は、トラックのチャプタマーカーのすべての番号です。
Â
最後に選択したボタン:これを使用して、直前に選択したボタン(
SPRM 8
)を基に条件を設定し
ます。設定できる状態は、
1
から
36
までの番号です。
Â
プレーヤのリージョンコード:これを使用して、
DVD
プレーヤーのリージョン設定(
SPRM 20
)
を基に条件を設定します。設定できる状態は、
8
つのリージョンすべてです。
Â
視聴制限レベル:これを使用して、
DVD
プレーヤーの視聴制限レベルの設定(
SPRM 13
)を基に
条件を設定します。設 定できる状態には、
8
つすべての視聴制限レベル および「指定なし」の設
定があります。
Â
ビデオプレーヤ設定:これを使用して、
DVD
プレーヤーのアスペクト比の設定(
4:3
または
16:9
)
およびディスプレイモード(レターボックスまたはパンスキャン)
(
SPRM 14
)を基に条件を設定
します。状態の数値は、
10
進数で入力する必要があります。
Â
オーディオプレーヤ設定:これを使用して、
DVD
プレーヤーのオーディオの設定(
PCM
、
AC-3
、
MPEG
)
(
SPRM 15
)を基に条件を設定します。状態の数値は、
10
進数で入力する必要があります。
Â
GPRM 0 ∼ 7:これを使用して、
8
つの
GPRM
の内の
1
つに保存された数値を基に条件を設定しま
す。数値は、別途 スクリプトを実行 して、
GPRM
に入れておく 必要があります。状態 の数値は、
10
進数で入力する必要があります。
第
17
章
高度な機能を使う
607
参考:表示条件は、フル
16
ビット
GPRM
を利用することのみができます。
スクリプト、
GPRM
、
SPRM
の詳細については、
469
ページの「
スクリプティングの概要
」を参照し
てください。