ファイルを削除すべきか?
DVD
準拠ではない動画素材を読み込むと、組み込まれている
MPEG
および
AIFF
エンコーダによっ
て
DVD-Video
仕様に必要なファイル(ビデオおよびオーディオ)が作成されます。ハードディスク
の容量を空けるため、元のファイルを削除したいと思うかもしれません。
エンコーダによって新しく
DVD
準拠のファイルが作成された後も、「
DVD
Studio
Pro
」では引き続
き元のファ イルを把握しています。こ の利点は、後になって異な るビットレートやエン コーディン
グモードを 使用することになった 場合に、ファイルを再エン コードできることです。た とえば最初
にエンコーディングし た後で、
MPEG-2
のビデオは画質は素晴らしいが計画 よりもファイルが大き
すぎる、と気付 くことがあります。この とき、より低いビット レートを使って再エ ンコードし、速
度は遅いが画質は高い
2
パス
VBR
を使用するという選択が可能です。
また、
SD
プロジェクトを
HD
プロジェクトに変換する場合は、
QuickTime
ファイルとして読み込ま
れた
HD
素材は
HD MPEG 2
でエンコードされます。
元のファイルを削除すると、「
DVD
Studio
Pro
」ではファイルが 失われたことを検知して、「不明の
ファイル」ウイ ンドウを表示します。そ こで「エンコードされ たファイルに置き換 え」をクリック
すると、元のファイルからプロジェクトへの関連付けがなくなり、
「
DVD
Studio
Pro
」によるファイ
ルの検索 は行われなくなり ます。詳細について は、
182
ページの「
不明 または名前の変更 された素
材
」を参照してください。また素材の再エンコードもできなくなります。
第
5
章
素材を読み込む/管理する
185