エンコーディング設定を検証する/変更する
プロジェクトに
4:3
と
16:9
の素材が両方含まれていたり、ほかとは異なる方式でエンコーディング
したい素材 がある場合は、素材を読 み込む前に「エンコーディ ング」環境設定を行う必 要がありま
す。すでに読み込んだ素材のエンコーディング設定を確認して変更できます。
また、別のエンコーディング設定を試したい場合に、
QuickTime
素材を再エンコードすることも可
能です。
素材を読み込んだ後にエンコーディング設定を変更するには:
1
以下のいずれかの操作を実行します。
Â
素材を選択し、「ファイル」>「エンコーダ設定」と選択します。
Â
「素材」タブで、
Control
キーを押しながらビデオ素材をクリックし、ショートカットメニューか
ら「エンコーダ設定」を選択します。
Â
「素材」タブの素材を選択します。次にコマンド+ E キーを押します。
参考:「素材」タブのショートカットメニューにある「エンコーダ設定」オプションを使用できるの
は、元の
QuickTime
ビデオファイルが利用可能な場合のみです。
「エンコーディング」環境設定パネルに表示されるものと同じ設定を持つ素材がダイアログに表示され
ます。
2
エンコーダの設定を行って「
OK
」をクリックします。
「エンコーディング」環境設定で選択した方法が「バックグラウンドエンコーディング」で、このダ
イアログで設定を変更した場合は、以下のいずれかの結果になります:
Â
ビットレートの 設定を変更すると、現在のファイ ルが完了しているか途中か にかかわらず、その
ファイルはその ままにして、エンコーダは新しい ファイルのエンコードを開 始します。これによ
り
2
つのビットレートの品質を比較することができます。一部だけ完了しているファイルのエン
コーディングを 続行するには、ビットレートをそ のファイルが使っていた値 に設定すれば、その
ファイルのエンコーディングが続行されます。
参考:このとき、ビッ トレートだけでなくそのファ イルで使われているすべての 設定を一致させ
る必要があります。
参考:エンコードされたファイルがプロジェクトバンドルに書き込み中だった場合は、ビットレー
トの設定を変更するかしないかにかかわらず、そのファイルは削除されます。
Â
ビットレートの 設定を変更しない場合、ファイル が完成していても途中でも、元 の素材は削除さ
れて新しくエンコードされたファイルが作成されます。たとえば、
1
パス
VBR
と
2
パス
VBR
のエ
ンコーディングの差異を見て
2
つのエンコーディング処理でできたファイルを取っておきたい場
合、完了した
1
パス
VBR
のエンコード済みファイルを、
2
パス
VBR
の設定で再度エンコーディン
グを始める前に、名前を変更するか移動させるかしなければなりません。
方法として「構 築時にエンコード」を選 択していたら、これらの 変更はプロジェクトを 構築すると
同時に適用されます。
参考:
1
つの素材のエンコード設定を変更しても、ほかの素材のエンコード設定には影響しません。
186
第
5
章
素材を読み込む/管理する
このように特定の素材のエン コード設定を行うことによって、自分のプロジェクトでの 内蔵
MPEG
エンコーダの使い方をカスタマイズしたり、また異なるエンコーディング(ある素材は
4:3
のアスペ
クト比、ほかの素材は
16:9
のアスペクト比など)が要求される素材を混在させることが可能となり
ます。
DVD