タイトルが再生されることを防止す
るためのリージョンコードがあることに注意してください。
第
2
章
素材を準備する
49
24 fps
ビデオを使う
DVD
プロジェクトのビデオコンテンツには、
24
フレーム/秒( 実際の値は
23.976
)の映像を使用
する場合がほとんどです。
DVD
の仕様では、
24fps
の
MPEG-2
素材を含めることが許容されていま
す。ただし、それらの素材に適切なフラグを付けて、
DVD
プレーヤーが
3:2
プルダウン(
NTSC DVD
プレーヤーの場合)または
4%
高速再生(
PAL DVD
プレーヤーの場合)を用いてデコードできるよ
うにしてお く必要があります。また、ビデ オ解像度も対象となる ビデオ規格に合わせる 必要があり
ます。サポー トされるビデオ解 像度の詳細につ いては、
57
ページ の「
ビデオの解像度を 選択する
」
を参照してください。
つまり、
24 fps
の
MPEG-2
素材には
NTSC
バージョンと
PAL
バージョンが存在し、
NTSC
プロジェ
クトでは
NTSC 24 fps
素材のみを、
PAL
プロジェクトでは
PAL 24 fps
素材のみを使用できます。
元のレートが
24 fps
のビデオを
24 fps
の
MPEG
素材としてエンコードすると、 主に次の
2
つの利
点があります。
Â
エンコード処理にかかる時間が短くなります。
Â
作成されるファイルが小さくなります。
これらは、特に
NTSC
のフレームレートと比較した場合、エンコードされるフレーム数が少ないこ
とによるものです。
24 fps
素材を読み込む
「
DVD
Studio
Pro
」での
24 fps
素材の処理方法は、すでに
MPEG-2
エンコーディングされているか
どうかにより異なります。
Â
24 fps MPEG-2 素材を読み込むと、素材は正しく処理され、プロジェクトの構築時も
24 fps
の状
態のままになります。
参考:
24 fps
の素材をトラックエディタで表示すると、表示レート設定のとおりに表示されます。
これにより、
NTSC
または
PAL
のフレームレートでの表示を見ることができます。 実際に
24 fps
であることを 確認するには、「素材」タブで選択 してから、「素材」インスペクタで フレームレー
トを調べます。
Â
24 fps の QuickTime 素材を読み込むと、プロジェクトのビデオ規格に応じて
29.97 fps
または
25
fps
の
MPEG-2
ファイルにエンコードされるので、プロジェクトを構築するときには
24 fps
では
なくなります。
24 fps
の
MPEG-2
素材を作成するには、
「
Compressor
」
(「
DVD
Studio
Pro
」に付属)または
24 fps
MPEG-2
素材のエンコードをサポートする他社製エンコーダを使用する必要があります。
トラックに
24 fps