オーバーレイを選択する
オーバーレイは、視聴者が
DVD
プレーヤーのリモコンを使用して各ボタンを選択した場合に表示さ
れるハイライ トのタイプや、メニュー上 での各ボタンのハイラ イトの位置を定義する グラフィック
スです。ハイラ イトは、ボタンのアウト ライン、アンダーライ ン、またはテキストとす ることがで
きます。
参考:シェイプ を使用してメニューボ タンを作成する場合、オー バーレイファイルを選 択する必要
はありません。オーバーレイファイルとシェイプは、同じメニュー内で使用することができます。
メニューの作成時に使用できるオーバーレイには、次の
2
種類があります:
Â
シンプルオーバ ーレイ・グラフィックスには、単 一のハイライト色が含まれま す。シンプルオー
バーレイでは、透明箇所に白、ハイライト領域の定義に黒が使用されます。
Â
詳細オーバーレイグラフィックスでは、使用するマッピングタイプに応じて、最大
4
色またはグレ
イ色の影を使用 します。詳細オーバーレイを使用 すると、ボタンを選択またはア クティブにした
場合に、複数のハイライト色を表示できます。
単一のオー バーレイグラフィック スにより、すべてのボタン にハイライトが適用さ れます。ボタン
を作成する 際は、各ボタンの動作領 域を選択して、視聴者がボ タンを選択した場合 に、オーバーレ
イグラフィックスのその箇所だけがハイライト表示されるようにする必要があります。
このチェックボックスを
選択して、レイヤを背景の
一部にします。
234
第
7
章
標準方式でメニューを作成する
オーバーレ イでは一般的に、各ボタン の選択およびアクティ ブ状態の画像のみが用 意されます。通
常状態の画 像を用意することもで きますが、多くの場合、この 状態は背景に組み込 まれ、見栄えの
よい
24
ビット表示のボタンを使用できます。詳細オーバーレイの
4
色の制限と、特にシンプルオー
バーレイの
1
色の制限により、通常の状態のボタンの画質は著しく制限されます。
詳細オーバーレイで使用される
4
つの色は、オーバーレイに使用されるマッピングタイプに応じて
異なります:
Â
クロマ:オーバーレイでは、黒、赤、青、および白を使用し、一般的に白が背景色とされます。
Â
グレイスケール:オーバーレイでは、黒、ダークグレイ、ライトグレイ、および白を使用します。
通常は、白が背景色に使用されます。
「メニュー」インスペクタの「カラー」タブの「マッピングタイプ」設定には、使用中のオーバーレ
イの種類が示されます。
指定色以外 の色がオーバーレイに 含まれると、これは最も近 い同等色にマップされ、予 期しない結
果が生じる ことがあります。オーバー レイを作成する際は、指定 された色のみを使用す るよう注意
してください。オーバーレイグラフィックスの作成、および「クロマ」、「グレイスケール」マッピ
ングタイプで使用される色の値については、
86
ページの「
オーバーレイを作成する
」を参照してく
ださい。
クロマ方式と グレイスケール方式の どちらを使用する場合 でも、オーバーレイで使用 される実際の
色は、メニュー にハイライトとして 表示される色と異なる ことに注意してくだ さい。これは、実際
のハイライト色が表示される箇所を示すためのものに過ぎません。
「
DVD
Studio
Pro
」では、カラー
マッピングを使用してハイライト色が設定されます。
カラーマッピングについては、
236
ページの「
カラーマッピングの概要
」を参照してください。