メニューのレンダリングについて
標準メニューを作成する方式によっては、プロジェクトの構築時に標準メニューを
MPEG-2
ビデ
オ素材にレンダリングする必要がある場合があります。レンダリングする必要があるのは、以下の
いずれかがメニューに使用されている場合です:
Â
ボタンに割り当てられている素材
Â
シェイプ
Â
ドロップゾーン
Â
テキストオブジェクト
Â
SIF
(
MPEG-1
または
MPEG-2
)、
1/2 D1
、または
cropped D1
のビデオ
背景( 静止画またはビデオ)、オーバーレイ、および
1
つまたは複数のオーディオファイルのみを
使用したメニューは、レンダリングされません。
メニューがレンダリングされるかどうかは重要なことです。その理由は次のとおりです:
Â
レンダリングにかかる時間。メニューのレンダリングとは、すべてのメニューエレメントを
1
フ
レームずつ合成して、合成したフレームから
MPEG-2
ファイルを作成する処理のことです。シ
ステムの状態やメニューの長さによっては、この処理にかなりの時間がかかる場合があります。
詳細については、
115
ページの「
メニュー環境設定
」を参照してください。
Â
処理が追加されること で、ビデオの画質が損な われるかもしれませ ん。メニューの背景となる
ビデオがレンダリング される場合、その追加処理 によってビデオがわず かに変更される可能性
があります。圧縮されて いるビデオをデコ ードし、何らかの処理を 行ってから(たとえば、図
形やテキストを合成するなど)、再び圧縮すれば、背景のビデオに何らかの微妙な変化が生じる
と予想されます。背景のビデオを注意深くエンコードしてからメニューに割り当てた場合でも、
こうした追加処理によってビデオが顕著に変わってしまうかも知れません。
SD
メニューのレンダリングでは、
1
パス
VBR
方式を使用して
7 Mbps
でエンコードされます。
HD
メニューは、
1
パス
VBR
方式を使用して
21 Mbps
でレンダリングされます。
第
7
章
標準方式でメニューを作成する
231