標準方式
標準方式では、オーバーレイ構成により各ボタンの状態を表示します。オーバーレイとは、各ボタン
のハイライト領域を示すために使用される
4
色のイメージのことです(
86
ページの「
オーバーレイを
作成する
」を参照)。この
4
色はそれぞれ、
3
つのボタンの状態ごとに表示される実際の色と透明度の
値にマップされます。
標準方式では、最も柔軟にメニューを作成することができます。
Â
背景に静止画またはフルモーションビデオクリップを使用できます。
Â
背景に通常状態 のボタンを含めることができ ます。または、オーバーレイにより 標準のボタンイ
メージを指定したシンプルな背景にもできます。
Â
「
DVD
Studio
Pro
」を使用して、メニュー上にテキストを入力できます。入力したテキストは、メ
ニューのタイトルや、タイトルの基本情報として使用できます。
Â
ボタンへのテキストの追加、またはテキストのみのボタンを作成できます。
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メニュー上にボ タンまたはドロップゾーンと してシェイプを使用できます。 シェイプは、通常状
態のイメージ(ハイ ライト領域を定義するグラフ ィック)を含んだ独立再生形式 のグラフィック
で、割り当てられた素材のフルモーションのサムネールイメージを表示することもできます。パッ
チと呼ばれるシ ェイプには、アニメーション表 示エフェクトが含まれます。シ ェイプは、位置と
サイズ変 更が可能です。「
DVD
Studio
Pro
」には多 くの素材シェイ プが含まれ、ユーザ が作成し
たシェイプを読 み込むことができます。素材シェ イプは、特にグラフィックプロ グラムの使用を
最小限にとどめてメニューを作成する場合に便利です。
Â
メニュー上にド ロップゾーンを作成できます。ド ロップゾーンは、素材やシェイ プを割り当てる
ことのできるメニュー上の領域です。ドロップゾーンは、位置やサイズの変更、回転が可能です。
ドロップゾーン は、プロジェクトを構築すると、 メニュー背景の一部となりま す。ドロップゾー
ンにより、メニューにテキスト以外、またはボタンに関連しないグラフィック要素を追加でき、複
雑なメニュー背景を作成することができます。
Â
テンプレートやスタイルを作成できます。
Â
メニューにオーディオを追加できます。
第
6
章
メニュー作成の概要
207
標準形式の 欠点として、オーバーレイ を使用した場合に、ボタン のさまざまな状況を表 示する作業
が制約を受けます。通常状態のボタンは、
24
ビットイメージとすることができますが、選択状態と
アクティブ状態を示すよう標準イメージを変更するには、最大
4
色しか使用できません(
DVD-Video
仕様によります)。一般的に、これらの色の
1
色が透過背景色に使用されるため、使用できるのは
3
色のみとな ります。これは、ボタンを選択 またはアクティブにし た場合にアウトライン やハイライ
トを加えるには十分ですが、ボタンの表示を大幅に変更するには不十分です。
標準メニュ ーの作成についての 詳細は、
229
ページの「
標準方 式でメニューを作成 する
」を参照し
てください。