段階的な構築
プロジェクト を作成する場合、状況によ っては完成させる前に 何度か構築を行ったほ うがよいこと
があります。段 階的な構築は、プロジェ クトの各部分、たとえ ば一連のスクリプト や、メニューで
のボタン操作などが正しく動作するかどうかを検証するのに便利です。
このような作業に役立つよう、
「
DVD
Studio
Pro
」では、以前の構築から変更されていないエレメン
トを、再利用で きるようになってい ます。これによって、段階的 な構築によって作業時 間を大幅に
短縮できます。
構築先 のフォルダが 選択されると、「
DVD
Studio
Pro
」によ って、作成するフ ォルダと同タ イプの
フォルダ(「
VIDEO_TS
」または「
HVDVD_TS
」)がすでに存在していないかが確認されます。同タイ
プのフォル ダが存在し、プロジェクト と名前が同じレイアウ トファイルがある場合 には、次に行う
処理を指定するためのダイアログが表示されます。
Â
キャンセル:このダイアログを閉じて、何も保存せず構築の作業を終了します。
Â
削除:現在 の「
VIDEO_TS
」フォル ダまたは「
HVDVD_TS
」フォルダの 内容を削除し、新 しい構
築用データの保存を始めます。
Â
再利用:現 在の「
VIDEO_TS
」フォ ルダまたは「
HVDVD_TS
」フォルダ の内容を、可能な 限り再
利用します。
564
第
16
章
プロジェクトを仕上げる
「
VIDEO_TS
」フォルダまたは「
HVDVD_TS
」フォルダを再利用しようとした場合、
「
DVD
Studio
Pro
」
はその内容をチェックし、各
VTS
ブロックについて、直前に行った構築の時点から変更されたもの
があるか どうか調べます。
VTS
ブロッ クに変更がなかっ た場合、「ログ」タブに「
VOB up to date.
Muxing skipped
」のメッセージが表示され、構築の作業は次の
VTS
ブロックに進みます。レイアウ
トファイルの詳細については、
567
ページの「
SD DVD
ビデオ領域にある規格外のファイル
」を参照
してください。