マクロビジョンの使用許諾
DVD
アプリケーションのためのアナログ・コピー・プロテクションの使用は、アメリカ合衆国カ
リフォルニア州サニ ーベイル所在の
Macrovision Corporation
の専有知的 財産権によるもので、
ユーザは、アナログ・プロテクション・システムのアクティブ化ビットが“オン”に設定されるに
先立って
Macrovision Corporation
との使用許諾契約の締結を必要とします。詳細については、次
のマクロビジョン社の
Web
サイトを参照してください:
http://www.macrovision.com
第
16
章
プロジェクトを仕上げる
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マクロビジョン
APS
を有効にするには:
1
「アウト ライン」タブ でディス クを選択す るか、「グラフ ィック」タブで 空の領域 をクリッ クして、
「ディスク」インスペクタを開きます。
2
「リージョン/コピーライト」タブをクリックします。
3
「コピーライト管理」チェックボックスを選択します。
4
「コピー世代条件」ポップアップメニューで、「コピーを許可しない」を選びます。
5
「マクロ ビジョン」ポッ プアップ メニューで、使 用するマク ロビジョン のプロテ クションの タイプ
(「タイプ
1
」、「タイプ
2
」、「タイプ
3
」)を選びます。
参考:「
CSS
用フォーマット」チェックボックスは、このマクロビジョンの設定に影響しません。
マクロビジョンによるコード化は、ディスク全体に適用されます。「コピー世代条件」ポップアップ
メニューで「コ ピーを許可しない」を 選んだ場合は、各トラ ックのインスペクタ では「その他」タ
ブを、また、各マ ーカーのインスペク タでは「一般」タブを使っ て、特定のトラックや マーカーご
とにマクロビジョンのコード化を指定したり変更したりもできます。
参考:ディスクについてのマクロビジョンの設定を「ディスク」のインスペクタで行う前に、トラッ
クかマーカーのどちらかについてのマクロビジョンの設定を行った場合は、「ディスク」のインスペ
クタの設定はトラックまたはマーカーの設定に合わせて自動的に更新されます。
マクロビジョンのタイプ
DVD-Video
の仕様に対応しているマクロビジョンには次の
3
つのタイプがあります。
Â
タイプ 1:オートマティック・ゲイン・コントロール(
AGC
)の処理を利用するものです。
AGC
を
使う方法では、ビデ オストリームの垂直方向の隙 間に、テレビでは検出されない パルス信号が挿
入されます。コピーを作成しようとしても、このパルス信号がビデオデッキの
AGC
回路を混乱さ
せるため、コピー の質は、画面が暗く、ノイズが 乗ったり、褪色したり、画像が 飛んだり、荒れ
たり、といったものになります。
Â
タイプ 2:
AGC
の処理と
2
ライン のカラーストライプとの 両方を利用するものです 。
NTSC
のビデ
オストリームにのみ有効なカラーストライプによる方法は、カラーバースト信号に変化を加えて、
不許可のコピー を再生したときに限って、通常の 再生時には映らない水平線を画 面を横切って表
示させるというものです。
2
ラインのカラーストライプでは、
2
ラインの水平期間にわたって、位
相のずれたクロマ信号の帯域を使います。
Â
タイプ 3:
AGC
の処理と
4
ライン のカラースト ライプとの両 方を利用する ものです。
4
ライン のカ
ラーストライプによ る方法では、
4
ラインの水平期間にわたって、位相のず れたクロマ信号の帯
域を使います。この方法も、
NTSC
のビデオストリームにのみ有効です。
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16
章
プロジェクトを仕上げる