「ディスク」インスペクタの「リージョン/コピーライト」タブ
「リージョン /コピーライト」タブで の設定で、プロジェクト 構築前に行う必要が あるのは、「マク
ロビジョン」の設定だけです。
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再生 できるリ ージョ ンコード:デ ィスク の再生を 可能にし たいリ ージョン の横に あるチェ ック
ボックスを、選択します(デフォルトの設定では、すべて再生可能になっています)。
DVD
プレー
ヤーにはすべて(単体でも、コンピュータのアプリケーションでも)、リージョンコードが割り当
てられることになっています。このコードは世界を
6
つの地域に分けるもので、追加として航空
機内で再生する ディスク用のリージョンも用 意されています。リージョンコ ードを使って、ディ
スク再生できる地域が指定できます。
参考:構築処理で生成された「
VIDEO_TS
」フォルダまたは「
HVDVD_TS
」フォルダをどの
DVD
プレーヤーでも 簡単にエミュレートできるよ うに、フォルダのデフォルト設定で はすべてのリー
ジョンコード(ただし「
7 -
未使用」は除く)のチェックボックスが選択されます。リージョンコー
ドの設定は、フォーマット処理中に適用されます。
重要:
リージョンコードの設定を変更して一般用メディアを使って作成した
DVD
は、本来なら再
生されてはならない
DVD
プレーヤーでも再生されてしまう場合があります。この問題は、一般用
またはオーサリング用メディアから複製されたディスクでは発生しません。
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コピーライト 管理:チェックボックスを選択 して、ディスクの、デジタルまた はアナログ(マク
ロビジョン)のコピ ーライトプロテクションを有 効にします。このチェックボッ クスを選択する
と、「コピー世代条件」の設定ができるようになります。
参考:この設定は、デ ィスクの各セクタのバイト 数に影響します。コピーライト 管理を無効にし
た場合、各セクタは
2048
バイトになります。コピーライト管理を有効にした場合、各セクタは
2054
バイトになります。
警告:
再生を許可するリージョンを少なくとも
1
つは選択する必要があります。
558
第
16
章
プロジェクトを仕上げる
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コピー世代条件:このポップアップメニューで、コピーを許可するかどうかを指定します。
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コピーを許可:自由にコピーできるディスクが作成されます。「
CSS
用フォーマット」チェック
ボックスおよび「マクロビジョン」ポップアップメニューは無効になります。この設定と、
「コ
ピーライト管理」チェックボックスを選択しない設定との違いは、セクタのバイト数だけです。
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1 世代のみコピーを許可:ディスクのコピーは許可されますが、作成されたコピーのディスクか
らさらにコピーするこ とはできません(作成されたコピーのディ スクの「コピー世代条件」が
「コピーを許可しない」になります)。オリジナルのディスクからは何枚でもコピーを作ること
ができます。しかし、オリジ ナルのディスクのコピーを元に、さらにコピ ーを作ることはでき
ません。「
CSS
用フォーマット」チェ ックボックスおよび 「マクロビジョン」ポッ プアップメ
ニューは無効になります。
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コピーを許可しない:
「
CSS
用フォーマット」チェックボックスおよび「マクロビジョン」ポッ
プアップメニューが有効になり、使用するコピープロテクションのタイプを選べます。
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CSS 用フォーマット:
SD DVD
プロジェクトのみに指定できます。
「コピー世代条件」を「コピー
を許可しない」に設定しているときにのみ選べます。
CSS
(
Content Scrambling System
)は、デ
ジタルの コピーライトプ ロテクション方 式です。「
CSS
用フォ ーマット」を選択す ると、プレス
サービス業者に対して、ディスクに
CSS
の暗号化を適用するよう促します(ライセンスが供与さ
れ、使用が認められている場合)。
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マクロビジョン:
SD DVD
プロジェクトのみに指定できます。構築の作業中、
「
VIDEO_TS
」フォル
ダを作成する前に、この設定を行う必要があります。マクロビジョンは、アナログのコピーライト
プロテクション方式です。詳しくは、
560
ページの「
「マクロビジョン」の設定について
」を参照
してください。